ミュージアムのひととき

第2回 古文書館 館長 デソト・ブラウン

[プロフィール] ビショップ・ミュージアム古文書館(アーカイブ)館長であり、2007年から始まったハワイアン・ホール改装工事プロジェクトでも活躍。 ハワイアンの血をひくブラウン氏は、仕事のみならず個人的にも1800年代後半以降の絵葉書や楽譜、パンフレットなど膨大なハワイ観光関係の資料を収集。ハワイ郷土史家としても知られ、数多くのハワイ関係の本を執筆しています。(著書についてはコラム最後を参照下さい。)

 ビショップ・ミュージアムと関わるきっかけについてお聞かせ下さい 私の祖父、父、そして母と皆ミュージアムでボランティアをしていた関係で、私も1969年15歳の夏に初めてのボランティアを経験しました。その時、ミュージアムで「ハワイ・ファイブ・オー」というテレビの収録があったのが忘れられません。 後に研究目的でミュージアムの資料館を頻繁に訪れるようになったのがきっかけで、1981年、写真コレクション室のボランティアを始め、1987年学芸員として採用されました。最初の担当は映像資料(フィルムとビデオ)コレクションでした。1999年には資料室長に任命され、写真、文書、地図、絵画、録音物、映像資料等を管理しています。

– ミュージアムの展示で一番好きなものは? 今一番好きな展示は今年2008年 1月にオープンしたピクチャー・ギャラリーです。ビショップ・ミュージアムは多数の絵画を所蔵していますが、これまで展示の機会に恵まれませんでした。このギャラリーが完成して、来館の方々に歴史的にも重要な絵画の数々を楽しんでいただけることを、プロジェクトに関わった一人としてとても光栄に思っています。ぜひ皆様もご覧下さい。 – 日本の皆様に一言 ハワイの歴史や文化に関心をお持の方にはビショップ・ミュージアムはとても興味深い所だと思います。現在改装工事が進んでいるハワイアン・ホールは2009年にリニューアル・オープンの予定です。私もこのプロジェクトに参加し、皆様がもっと楽しんでいただける展示を企画しています。どうぞご期待下さい。

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